印刷物紹介②
本日紹介する印刷物は、日本近代文学館さんの図録です。
この印刷物を通して【製本】というものに注目してみていきたいと思います。
まず初めに製本とはどういうことを指すのでしょうか。
『精選版 日本国語大辞典』で確認してみると
「本にしたてること。白紙・原稿・画稿・印刷物などを、糸・針金・接着剤などで綴じ合わせ、表紙をつけて一冊の本をつくること」と書かれていました。
辞書の説明にあるように製本では糸、針金、接着剤等が使用されます。
それぞれ糸を使用したものには、糸綴じ、針金を使用したものには、中綴じ、接着剤を使用したものには、無線綴じというものがあります。
今回紹介する図録は無線綴じで製本されています。
無線綴じ製本について詳しく見ていこうと思います。
無線綴じというのは、冊子の表紙と本文を糊付けして綴じる製本方法です。
この方法では、本文を束ねた背に糊を塗って、表紙を張り付けているため、背表紙ができます。
背表紙ができるため、本棚の中から探しやすいという利点や100ページを超える多いページ数も綴じることができるという利点があることが分かりました。
製本について見ていきましたが、調べるといろいろな種類の製本方法があることを知ることができました。また今回は無線綴じに注目し、調べていくと、無線綴じの中に網代綴じというものがあることを知りました。製本一つとっても様々な種類があるのだととても興味深く、他の製本方法についても詳しく知りたいなと思いました!
製本以外にも、加工だともっともっと色々と種類があるからどんどん見つけて調べて学んで、
紹介してくださいね!そしてそういう案件をどんどん受注していってね!
日本近代文学館さんは、味がある会館ですね
こじんまりとしてレトロ調で、気兼ねなく文学者の書籍が閲覧できまました。
このような機会があると足を運びたくなりますので、感謝いたします(^^)/
先輩とタッグを組んで、こんな機会を作ってくださ~い。
楽しみにしております♪
無線綴じでも扉ページの差し込みができたりしますよ~
(慣れないと手配する側はとても大変です笑)
デザイン系の専門学校のパンフレットを取り寄せたとき、いろんな仕様や紙がありデザインも工夫されていてとても面白かったです!
世にある印刷物をたくさん見ると面白い発見があるかもです!!